※展望台の営業時間に準じて、変更の可能性があります。
企画制作:
「東京タワーで、あいましょう。」計画室
制作協力:
AIHARA MANAGEMENT&DIRECTIONS / 株式会社BJ /
「東京タワーで、あいましょう。」計画室 / PLANET FREIZA No.79 .inc / 日下竜吾
印刷協力:
大日本印刷株式会社
特別協力:
株式会社TOKYO TOWER
本展『アウトサイド・ザ・フレーム』は、私が2019年にシンガポールのラサール芸術大学で美術学の修士号取得のため行った研究が発端となった、一連の作品と考察から構成されています。この作品群は、今日の芸術写真という領域での、撮影者と被写体による肖像写真の共同制作時に、両者の間での親密な関係の構築が重要となることについての徹底した探究となっています。今回の写真展を開催するにあたって惜しみなくご支援くださった東京タワーギャラリーに、またこの企画にご協力いただいた数多くの方々に心から感謝申し上げます。
2022年2月
アンディ・チャオ
プロフィール
アンディ・チャオ
シンガポールで生まれた私は、2000年にポートレート写真家として成功するという夢を追い求め、東京に拠点を移しました。東京に移り住む前の2年間は、世界とそして自分自身を発見するために世界中を旅しました。これが私の原点であると同時に、今日の写真家としての視覚的感性、美学、哲学の基礎がこの旅で形成されたと言えます。2004年には、世界的に名高い日本人指揮者であり、ボストン交響楽団の元音楽監督である小澤征爾氏を撮影した初の写真集を出版しました。これを機に、仕事の幅が広がり、より沢山の魅力的な人たちと仕事をすることができるようになりました。これらの肖像写真家としての形成期に得た経験が、今日に私が創り出すイメージに確実に反映されています。レンズの向こう側にある被写体の仮面を剥ぎ取り、世間一般の生活の代名詞となっているファサードを越えた被写体の内側に秘めた本当の顔を表出させることに努めています。そうした対峙する被写体への破壊と優しさ両方合わせ持った矛盾した力は、美、個性、脆さといった被写体の真の姿を写し出すことができると考えます。
ND CHOW
Born in Singapore, I relocated to Tokyo in 2000 to pursue my dreams of becoming a portrait photographer. Before moving to Tokyo, I spent two years travelling the globe to discover the world as well as myself. In 2004, I published my first photo book which chronicled Seiji Ozawa, the renowned Japanese music director and former conductor of the Boston Symphony Orchestra. This opportunity opened the doors for me to work with a broad range of fascinating people. I feel that the influence of my formative years resonates in the kinds of images I am able to create today. I endeavor to encourage to let down their guards and show us a little something of their lives beyond the façade that is synonymous with life in the public eye. For me, this allows authentic images of beauty, character and vulnerability to emerge.
シンプルに洗練された空間において、東京タワーの貴重な資料展示、各種企画展を定期的に開催します。展望台からのお帰りに、ぜひお立ち寄りください。
※フットタウン3Fにはタワーギャラリーの他、オフィシャルショップ「GALAXY」、マザー牧場カフェなどがあります。